転職を迷っている人達へ

先日約10年勤めた会社を辞めた。

 

辞めることに不思議と抵抗はなかった。

いい会社の定義は人それぞれだが

収入や勤務時間を考えると条件は

悪くない会社だった。

 

それなら何故辞めたのか?

それはサラリーマンを数年したことあれば

誰しも陥る思考に自分が陥っていたからだ。

 

 

「なんか面白くない」

 

 

まじめに仕事に打ち込んでいる人から

してみれば、

 

 

「ふざけるな!」

 

 

と言いたいところだと思う。

でも一回気持ちが切れると、退職願望は

どんどん膨れ上がっていった。

 

 

毎日決まり切ったルーティンワーク。

上司には愛想笑いをしつつ話を合わせ

コロコロ変わる会社の方針と人事を

横目で見ながら18時半になるのを

今か今かと待っている毎日。

 

最初は「この会社を変える!」

なんて意気込みもあったけど、

10年経つうちに「まぁこんなもんだよね」

となぁなぁにしてしまう自分が嫌で嫌で

仕方がなかった。

こんな気持ちのサラリーマンって

結構たくさんいるんじゃないかな。

 

 

そして「こんな自分ダメだ!」と思い

自分を変えるために僕は転職した。

 

 

スキルも熱意も無かったから転職活動では

相当に打ちのめされた。

 

 

何ができるの?

何がしたいの?

何で辞めたいの?

 

 

全く整理ができていない自分はもちろん

面接に落ちまくった。

今考えると無謀過ぎたと思う。

 

「自分はこんなにどうしようもない奴だったのか。」

 

こんな風に落ち込みまくった。

 

でも何度も何度も打ちのめされて

その度に対策を練ると

だんだん合格率が上がっていった。

 

 

そして無事転職を成功させる事ができた。

 

 

今では楽しく転職先で働いている。

 

 

転職活動でボコボコに打ちのめされてると

いかに自分が世間知らずなのかよく分かる。

反面、強みや弱みを客観視することもできる。

改めてやりたいことを真剣に考える。

 

 

 

あのままヘラヘラと元の職場で働いていたら

自分はずっと世間知らずのままだった。

今よりもっとダメになっていたと思う。

 

 

だから言いたい。

 

転職を迷っている人達へ。

迷っているならとりあえず活動してみる方がいい。

 

 

最終的に転職しなくてもいいと思う。

大事なのは、自分を客観視すること。

自分が社会の中でどんなポジションにいるのか

理解することだ。

 

 

そうすれは自然と嫌だった今の会社も

たいして嫌じゃなくなるかもしれないし

未来に希望を持つこともできる。

 

 

悶々としている時間が一番もったいない。

勇気がいることだけどやってみよう。