面接の怖さ
面接は怖い。
僕の場合は人と話すのがそんなに得意じゃなかったので、尚のこと怖かった。
面接の怖さは三つある。
準備する怖さ。
当日の怖さ。
そして結果を待つ怖さである。
準備する怖さは軽い。
基本的には会社や事業のことを調べ、
自分の志望動機と繋げてアピールポイントを
話す練習だ。まぁ回数をこなせば慣れていく。
当日の怖さは一気に跳ね上がる。
どんな面接官なのか、何を聞かれるのか、
覚えたことをちゃんと言えるか。
ちゃんとたどり着けるか、
受付で変な目で見られてないか、
朝起きてから面接が始まるまで不安である。
ジェットコースターでジワジワ登っていく
感覚に似ているかもしれない。
とはいえ、面接が始まってしまえば
不安はなくなる。むしろ終わった瞬間は
解放感に包まれるだろう。
嫌な時間は長くても一日なのだ。
大したことはない。
最も恐ろしいのは面接結果を待っている時間である。こればかりは何度経験しても慣れない。
転職の場合は面接結果が通知されるまでの
期間が企業によって大きく違う。
最短で当日というところもあれば
1ヶ月かかることもあるのだ。
僕も2週間以上待たされたことがある。
世間では2週間待たされると大抵は
不採用になってしまうと言われているが
体感的にはそうでもなかった。
合否は50パーセントくらいだろうか。
なので面接結果を待っている時はハラハラだ。
面接内容を思い出してネガティブな考えに
陥ってしまう。色々な転職サイトを見て
まだ望みはあるんだ!
と自分を奮い立たせたり、
落ちたと思い込んで考えないようにする。
正直とても疲れる。
不採用通知が来ると死にたくなる。
志望動機を言おうとして噛んだのを悔やんだり、姿勢の悪さを反省したり、あの時あぁ言わなければ良かったなどと、ぐるぐる頭をネガティブな妄想が駆け巡るのである。
面接の通過率は30パーセントである。
だからダメで元々!位に思っておけば
良いのだが、実際はそうもいかない。
人の感情はそんなに簡単ではないのだ。
しかし、転職活動を続けていると
30パーセントの合格率が連続でやってくる
こともある。
僕の場合は8連続で面接に落ち、
もうダメだと思っていたとき、
1次面接の結果を2週間待たされていた企業から
突然の合格通知が届いたのをきっかけに
3社の面接に通った。
面接は怖いし落ちるとヘコむが
面接を受けている間に成長しているのだ。
どんなにキツイことを言われて面接に落ちてしまったとしても、諦めないで続けて欲しい。
必ず状況は反転するはずだ。